当社は、「Righton」ブランドの眼科検査機器を、国内外の眼科医および眼鏡・コンタクトレンズ店など、専門分野のお客様に納入しています。個々の技術の精度の高さによる製品企画から開発はもちろん、複雑なノウハウを要する医療規格認証の承認申請や当社のISO13485認証工場での量産まで、当社の実績と経験を生かし、トータルな対応が可能です。
眼鏡やコンタクトレンズをつくる際には、屈折度の正確な測定が欠かせません。当社では、他覚検眼機器における屈折度測定に、上下/左右方向のアライメント検出および、前後(奥行き)の正確な位置検出を実現する技術を採用しています。小さなお子様、車椅子生活の方、入院患者様などに対し、手持ちタイプのオートレフラクトメーターを使って検眼する場合、据え置きタイプと同じ検眼精度を維持できます。
自覚検眼は、各国において使用される指標や用いられる視力値、検眼方法が異なります。当社はそれらの手法を調査し、どの国の方法でも使いやすい自覚検眼装置の開発をしてきました。また、当社独自の調節微動測定・解析技術との連携を取り入れた眼鏡処方提案も行ってまいりました。
当社のハンディタイプのオートレフラクトメーター「レチノマックスシリーズ」は、正確な検眼を可能にする多彩な機能を盛り込んでいるにもかかわらず、測定者に負担をかけない装置の軽量化や、バッテリーの長時間稼働といった、ハンディ機器に欠かせない機動性を備えています。当社独自の小型・軽量化技術を採用した製品開発が生きています。世界中で愛用されているシェアナンバーワン製品です。
他覚検眼機器における屈折度測定を行うと同時に中間透光体に混濁がないかを自動的に検出する機能。視力に影響するといわれている中心3mm以内に混濁を検知すると、測定者に注意を促します。
被検者による瞳孔径や眼の状態の違いがあっても当社独自の技術により、安定して検出することが可能です。
パソコンやスマートフォンなどの普及により、現代人は常に目を酷使しています。人間の水晶体は毛様体筋で固定され、ピントを維持するため、常時僅かに震えています。近くを見る時は水晶体に力を入れて毛様体筋を縮め、遠くを見る時は力が抜けている状態です。そのわずかな震えをオートレフ技術で高速に測定し、変化の度合を解析します。これにより、視力検査だけでは見逃してしまいがちな眼精疲労度を測定できます。
当社は、眼科医が診察で必ず使うスリットランプや倒像レンズの開発に、高度な光学技術を採用しています。顕微鏡開発で培ったレンズ設計技術、眼科写真に求められる高精細画像の取得技術、収差を極限までなくした高精度な非球面レンズの設計・開発に取り組み、製品提案を行っています。