大郷工場では、人の手に頼っていた各加工を自動化するためにインテリジェント複合加工機を導入しています。多品種少量生産が求められる医用機器の生産について24時間稼動を実現し、従来まで要していたリードタイムを大幅に削減します。
製造業で今最も注目され、同時に問題視されていることの一つが省人化・省力化です。少子高齢化が進み、省人化・省力化に直結するDXも急務となっており、課題を抽出したうえでの改善策や設備投資が急務になっているのではないでしょうか。当社の大郷工場もその例外ではなく、加工部門における労働生産力の強化と業務効率の改善を課題として捉え、お客様のニーズに応えるべく模索を続けてきました。
複合加工機MULTUSを導入するにあたり、課題解決の一つに納期短縮の実現があります。今までの加工方法にとらわれない加工方法で、誰でも簡単に作業出来るような改善ができれば、お客様にご迷惑をお掛けすることなく、しかも社員の負担軽減にもなり、これからの製造業の理想形に一歩近づけると思いました。
また、こうした最新鋭の機械を使う技術者も、いち早く情報を得て業務に反映させていくことが求められます。例えば、加工用の刃物や工具一つ取っても進化のスピードは早く、加工精度を向上させるために有効な情報を収集するようにしています。このような積み重ねが新たな挑戦につながり、その延長線上にお客様への貢献があると確信しています。