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Vol.3 : 自動化技術
Vol.3 : Automation Technology

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FMSラインを構成する設備に変わり、最先端の設備を導入

大郷工場が抱えていた課題

成果

大郷工場では、人の手に頼っていた各加工を自動化するためにインテリジェント複合加工機を導入しています。多品種少量生産が求められる医用機器の生産について24時間稼動を実現し、従来まで要していたリードタイムを大幅に削減します。

POINT 1
各工程を一台に集約
旋削、ミーリング、歯切りなど多種多様な加工方式を1台に凝縮した複合加工機ならではの特徴として、工程ごとにワークの取り外しが不要なため、部品精度のバラつきがなくなり、どの加工も高い精度を保ち、多品種少量生産に対応します。
工程を一台の機械に集約
POINT 2
24時間自動運転の実現
複合加工機とロボットを組み合わせ、加工材からJaw(爪)、刃物まですべて自動で交換できるため、24時間連続の複合加工が可能です。また、作業員を2人から1人に削減でき、効率化と品質の安定化を実現します。
AJC(Auto Jaw Changer)による24時間無人稼働

解決したライトの技術と設備

SKYVING CUTTER
スカイビング加工など最先端加工の応用展開
当社が所有する個別の一般加工機で行っていた作業を複合加工機に集約するために、これまで培った技術に磨きをかけて応用展開しています。その結果、さらに複雑な形状の部品も加工が可能になりました。歯切加工は従来のホブ加工からスカイビング加工に挑戦し、圧倒的な速さで完結させ、従来比約50%の時間短縮を実現しました。
ROBOTS
ロボット活用の技術と経験
安定した品質の加工を行うためには、加工材を把握するためのロボットハンドと、品物形状に合わせたJaw(爪)が必要です。把握径最大φ190mm、最大重量165kgを保持できるロボットハンドと200セットあるJawを組み合せることで、実現を可能にしました。
その選定と動作ティーチングをこれまでの技術と経験を基に最適な組み合わせで、24時間フル稼働を実現しました。
TOOL MANAGEMENT
TOOL-ICを使った工具管理
加工に使う刃物すべてにはICチップが組み込まれ、システムで管理します。ツールプリセッターと複合加工機を連動させることで機械への手入力が不要になり、人的ミスを回避し、段取り時の工作機械停止時間を短縮します。

技術担当者が語る

製造業で今最も注目され、同時に問題視されていることの一つが省人化・省力化です。少子高齢化が進み、省人化・省力化に直結するDXも急務となっており、課題を抽出したうえでの改善策や設備投資が急務になっているのではないでしょうか。当社の大郷工場もその例外ではなく、加工部門における労働生産力の強化と業務効率の改善を課題として捉え、お客様のニーズに応えるべく模索を続けてきました。

複合加工機MULTUSを導入するにあたり、課題解決の一つに納期短縮の実現があります。今までの加工方法にとらわれない加工方法で、誰でも簡単に作業出来るような改善ができれば、お客様にご迷惑をお掛けすることなく、しかも社員の負担軽減にもなり、これからの製造業の理想形に一歩近づけると思いました。

また、こうした最新鋭の機械を使う技術者も、いち早く情報を得て業務に反映させていくことが求められます。例えば、加工用の刃物や工具一つ取っても進化のスピードは早く、加工精度を向上させるために有効な情報を収集するようにしています。このような積み重ねが新たな挑戦につながり、その延長線上にお客様への貢献があると確信しています。

平 俊輔
大郷工場 第二部品製造課
グループリーダ

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