坂戸工場では、老朽化した機械に替わる新しい機械の一つとして5軸マシニングセンタ(松浦機械製作所 MAM72-35V)を導入しました。これにより、多品種少量の高精度品の生産や、要求度の高い短納期にも対応しています。
坂戸工場の機械場は古い機械が多く、なかなか生産性が上がらずにお客様にご迷惑をお掛けすることもありました。お客様からは小物部品から中・大物品まで、年々複雑形状加工の要求度が高くなり、それに対応する加工機械の導入が急務でした。そのため導入したのが60パレットで同時5軸加工が可能なMAM72-35Vです。
MAM72-35Vのような高いパフォーマンスを出せるマシニングセンタで工程の集約が可能になり、お客様からの短納期のご要望に対し、これまで以上にお応えできるようになりました。それに加え当社では、治具の設計や製作に独自の工夫を取り入れたり、CAD/CAMによる加工のシミュレーションを事前に行ったりして、新規品の高い加工に対応しています。
工場での生産性アップは、最終的に会社のメリットにつながります。今後はロボットの多用化など、ますます作業効率を高めていくことが求められます。工場内における改善部分をいち早く察知し、私自身がもっている加工の技能検定や職業訓練の指導員資格も活かして後進の指導にも当たりながら、お客様のニーズに全て応えることができるように尽力してまいります。